妹系な陽菜と、ツンデレな凛と、堅物なイブキ。

3/7
前へ
/223ページ
次へ
――ていたところで邪魔が入った。 「てめーは何やってんだゴラァッ!!!」 「ぐはぁあっ!?」 突如部屋に現れたツインテールメイドの右ストレートがこめかみを鋭くえぐりこみ、エネルギー保存の法則で雅人は吹っ飛ばされて床をこする。 擦りむいた頬を手で摩りながら、雅人はツインテールメイドに抗議の声をあげる。 「痛ってーな凛! 俺は陽菜ちゃんに、今日コンビニで新発売の『超特濃飲むヨーグルト』を飲んでもらってただけだ!」 それに対し、凛と呼ばれたツインテールメイドは、気の強そうな吊り目をさらに吊り上げて激昂している。仁王立ちでミニスカートから覗く太ももが眩しい。 「嘘つけ! 目つきが怪しいんだよ変態!ぜってー他の意味があっただろ!」 彼女は、西園寺家に代々仕える一族・都城(ミヤコノジョウ)家の次女である凛(リン)。 上質な絹糸のように細く柔らかな、色素の薄いツインテール。 若さとみずみずしさを感じさせる血色のいい肌。 黒目がちで力のある大きな瞳と長い睫毛。 肉感的で潤いのある薄桃色の唇。 誰もが見惚れるような目鼻立ちの整った美少女である。 加えて、顔以上に目を引くのが、メイド服ごしでもわかるようなハリと柔らかさを兼ねそろえた豊満なバスト。 特に今は腰のくびれに手をあてて、説教するように前屈みになっているので、さらにその大きさが強調されている。
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1838人が本棚に入れています
本棚に追加