「いただきます」は忘れずに

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思わず発展したガールズトークに、イブキも無表情ながらテンションが上がっていたのだろう。 後々思いだして身もだえする質問をしてしまう。 「優芽、ついでにひとつ聞いてもいいですか?」 「なぁに?」 問うイブキは全然箸がすすんでいない。 「……私は、凛や陽菜と比べて、どうでしょうか?」 「どうって?」 「……」 沈黙。 しかし優芽も慣れたもので、イブキの聞きたいことがなんとなく理解できた。 (……ははぁ。さっきのといい、こりゃ何かあったね)
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