妹系な陽菜と、ツンデレな凛と、堅物なイブキ。

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撫でられている赤茶のセミロングはくせっ毛のため所々ウェーブしており、前髪の一部が重力に逆らってピョコンと触角のようになっている。いわゆるアホ毛。 現在中学三年生であるが、小学生にも見える小柄な体とあどけない顔立ちに加え、ゴスロリ調のメイド服が幼さを際立てていた。 また、小動物的なクリクリとした瞳と、処女雪のようにきめ細やかな白い肌は見る者の庇護欲をどうしようもなくかきたてる。 「どっかの暴力メイドとは大違いだよ」 「やかましい」 凛が半眼でツッコミを入れる。 「まったく、メイドが主を殴るなんて、本来なら『オシオキ』の一つでもするところだが、今回はパンチのときにそのFカップが揺れるのを見れたから許してやろう。凛、寛大な俺に感謝しろよ」 「よーしわかった。もう一発殴ってお前の記憶を消すから、そこに直れ」 凛が拳を構えて殴り掛かろうとしたとき、コンコン、とノックの音。
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