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何も変わらない日常。
教室の窓から見る風景。
友達との相変わらず会話。
ただ過ごすだけの授業。
今日もそんないつもと変わらない毎日を送る、はずだった。
放課後になった。
「おい、潤。テスト終わったことだし3人でカラオケ行かね?」
正輝が鞄を持ってこっちに来た。
「う~ん。……悪い、今日はパス。橋行くわ」
学校を少し歩いたところに大きな橋がある。
その橋の下は芝生になっていてとても気持ちがいい。
今日はそこで昼寝でもしようかな。
「またあの橋か?お前昔っからあの場所好きだな~」
正輝が諦めた様子で言った。
「まっ、悪いなっ!今度埋め合わせするから!じゃあ」
「おうっ。また明日な」
正輝と亮太に別れを告げ、一人校門を出る。
近くのコンビニに寄り、お菓子を適当に選んで買って橋に向かう。
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