彼は駄菓子が好き

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聞くに聞けない、この状況。 言うのも躊躇うほど、図書館は暗かった。 「ああ、サザキ君。どうしたんですか?」 龍泉は弱みを隠すかのように、笑って言う。 まるで、道化師-ピエロ-のようだ。 だから、俺はぶちギレた。 「どうして、そうやって弱みを隠すんだ!!俺たちに見せろ!!龍泉を一人になんか、してやんねーからな!俺たちは龍泉の仲間だろ」
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