彼は駄菓子が好き

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「何故、俺に優しくするんだ?」 「私は小夜子と結婚してから、2年しか一緒に居られなかったんです。だから、子供が欲しかったんですが、もう無理なんですよ。養子を取ろうにも、私は〝存在〟を隠されていますから」 そう言う龍泉は、悲しげに笑う。 〝存在〟を隠されたとは、なんだろう? それに、気になる事がある。
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