彼は駄菓子が好き

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「気になるんですね。〝存在〟を隠されたとは何の事か。ええ、いいでしょう。教えますよ」 そう言って、龍泉は駄菓子を渡してきた。 つまり、話が長くなるという事だ。 「そもそもの始まりは、クリスタルギルド図書館の館長を勤め始めてから…3年が経った頃からでしょう。その時は、まだ私の能力が世に知られていなかったんです。サザキ君、分かりますか?
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