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「はいっ到着!
じゃあ、崎野先生を呼んでね♪
バイバイ涙くん。」
理事長さんはボクを降ろすと、颯爽と物凄い速足で去っていきました。
「速ッ!!」
「理事長?あれっ!?
えっとぉ~君は?
あっそうだぁ~、理事長知らな~ぃ~??
さっき声がしたはずなんだけどぉ~...」
理事長さんが去っていった後直ぐに職員室の扉が開き、人が出てきました。
なんかユルい感じの人です。
染めたであろう金髪に、人工的な蒼い瞳、ボタンが3つも外されたYシャツ...ってホストですか??
「おぉ~い」
ハッ!
「すみません...理事長さんにさっき置き去りにされまして...理事長さんなら彼方の方に去っていかれましたよ。
あっボクは、留綱涙と申します。
崎野先生はいらっしゃいますか?」
ボクがボンヤリ物思いに耽っていると、ホストさんがボクの目の前で腰を屈め、手を振っていました。
直ぐ様謝り、崎野先生の所在を尋ねたのですが...
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