第一夜「プロポーズ」

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2009年 2月13日。私の19回目の誕生日。 憧れの西園寺先輩から手紙をもらい、浮かれる私。 放課後、私は急ぎ足で屋上まで向かった。 屋上にたどり着いたら、目の前には西園寺先輩の姿があった。 刹那「先輩!」 聖「やぁ、久々だね刹那♪」 相変わらずだ。高校の時から変わってない。私は先輩の元へ歩みよった。 刹那「どうしたんですか?急に呼び出して。ひょっとして部活のことですか?」 聖「違うよ。でも、大事な話だよ」 「?」と、私は首を傾げた。だって部活でも勉強でもないのに、他に大事な話なんてあったのかな? 聖「刹那」 刹那「はい!」 聖「付き合って欲しいんだ…」 ドキッとした。まさか、先輩が私に告白するとは思わなかった。私も先輩が好き。だから同じ大学に来たんだから。 聖「駄目、かな…?」 刹那「いいいいいえ、わわ私で良ければ!」 今の私はかなり動揺してた。先輩からのプロポーズ、まさか先輩も私の事好きだったなんて…。 聖「それと、はい!」 先輩から鍵を渡された。「NISSAN」と書かれた鍵。ひょっとして車の鍵? 聖「職員用駐車場においで。そこに君への誕生日プレゼントがある」 誕生日プレゼント?
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