小話・1

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「…………」 じー 『あの?どうされました?』 「ユ鬼乃さんってホントに鬼なんですか?全然鬼に見えない……」 『本当に鬼ですよ。……そうですね、椿様、ちょっとお手を拝借』 「な、なにするんですか?」 『ここを触ってみてください』 「え?頭?……何もないですけど?」 『今は何もないですよね?ではいきますよ』 にょきっ! 「え……こ、これは……まさか……」 『角ですよ』 「つの……」 『牙もありますよ』 シャキーンッ!! 「……」 『普段は鬼だとばれないように、ちゃんと隠してますよ』 にっこり ……ユ鬼乃さんは本当に鬼でした END
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