第二章 新しい生活

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『椿様っ!大丈夫ですかっ!?』 どうやらユ鬼乃さんが助けてくれたらしい 「ケホッ!……だ、大丈夫です。ありがとうございま……キャー!!?////」 ユ鬼乃さんを見て思わず叫んでしまった 『!?どうしましたっ!?どこかお怪我でも!?』 「ユ、ユ鬼乃さんっ!服着て下さいっ!!!////」 ユ鬼乃さんは腰にタオル一枚だった 『はっ!!すいませんっ!!///急いで出て来たもので……///』 本当に急いで出て来たらしく、いつもなら一つに結わいてある髪は解いたままで、びしょびしょに濡れていた 「(まぁ急いで来てくれて助かったけど……直視出来ない///)」 『それにしても、申し訳ありません。あの馬鹿がとんだ無礼を……』 ユ鬼乃さんはさっきの酔っ払いさんを睨んでいる 「え?ユ鬼乃さんの知り合いなんですか?」 『……実はあの馬鹿が二人目の式神です』 ユ鬼乃さんは言いづらそうに言った 「えぇっ!!あ、そういえば私の事牡丹って言ってたっ!」 『こら、鬼焔っ!!椿様に謝りなさいっ!!』 ユ鬼乃さんは酔っ払いさん、否、鬼焔さんの方に仁王立ちして怒鳴った 《…………》 だが鬼焔さんは気絶しているらしく、全く動かない 「だ、大丈夫なんですか?」 『全然大丈夫ですよ。よくある事です。全く世話の掛かる奴だ……』 ユ鬼乃さんは鬼焔さんをズルズルと引きずって、居間にポイッと投げ捨てた 「え゙っ!?ちょっ、ユ鬼乃さんっ!?」 『はい?』 「何か扱い酷くないですか?」 『あぁ、大丈夫ですよ。全然全く微塵も問題ありませんよ』 ユ鬼乃さんは平然として言った 「あっ!鬼焔兄ちゃんだ~!!」 「やだっ!!鬼焔、お酒臭いっ!!」 双子ちゃん達も知っているらしい 『幸、福、私は着替えて来ますので、その間にこの馬鹿を叩き起こしといて下さい』 「「はーい!!」」 ユ鬼乃さんは風呂場に向かい、双子ちゃん達は元気良く返事をすると、鬼焔さんのお腹の上に飛び乗った
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