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《ぐぇええっ!!!?》
「鬼焔兄ちゃん起きた~!?」
「さっさと起きないとその結わいた前髪引っこ抜くわよっ!」
幸ちゃんは鬼焔さんの前髪を引っ張り出した
《いででででっ!?ちょっ、止めろって!つかあれ?幸と福か?》
「そ~だよ~」
「久しぶりだって言うのに何その反応っ!つまんないわねっ!」
《おー!!二人とも元気にしてたかー!?》
鬼焔さんはガバッと起き上がり、二人をギュ~と抱きしめた
「鬼焔兄ちゃん、苦しいよ~」
「お酒臭いっ!!離してっ!!」
《ははっ!久しぶりなんだから良いじゃねーか!》
どうやら鬼焔さんは目付きはちょっと怖いけれど良い人みたいだ
「(子供に好かれてるし……)」
《あははっ!!……んんっ?な゙っ!?お前っ!牡丹っ!?》
鬼焔さんは私に気付くと驚いて目を見開いた
「違うよ~。牡丹じゃなくて椿だよ~」
「前にユ鬼乃が言ってたでしょうがっ!」
《いや、だってどう見ても牡丹じゃねーか》
「椿だよ~。ほら、牡丹よりお胸大きいよ」
「福っ!!」
幸ちゃんが怒鳴った
《え?わっ!!ホントだっ!!》
「っ!!////あ、あんまり見ないで下さ」
い。まで言えなかった
何故なら鬼焔さんが
《この胸偽物なんじゃねーの?》
とか言って胸を揉んできたからだ
「きゃぁあああっ!!!////」
私は叫んだ
ご近所さん、夜遅くにすいません
《お、本物だったkがはぁっ!!》
鬼焔さんが言い終わる前に、鬼焔さんの顔面に拳が埋まった
『鬼焔……いい加減になさい……』
拳は着替え終わったユ鬼乃さんの手だった
《いってー!ちょっと胸触っただけだろーがっ!》
鬼焔さんは鼻を抑えながらユ鬼乃さんを睨んだ
するとユ鬼乃さんから『ブチッ』と何かが切れる音がした
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