第二章 新しい生活

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「おはようございます」 下に降りて台所に行くと、鬼焔さんとユ鬼乃さんが椅子に座って待っていた 《おっ、椿遅いぞ!》 『鬼焔、まずは挨拶でしょう?』 《ゔ……おはよう》 『おはようございます、椿様』 「ふふっ、おはようございます」 二人のやり取りが面白くて笑ってしまった 「椿来たし、もうご飯食べて良いっ!?」 「お腹空いた~!」 『はい、良いですよ』 「「いただきますっ!!」」 双子ちゃん達が元気良く言って、またつられて元気良く言いそうになったが堪えた 「いただきます」 しかし、双子ちゃん達よりも 《いっただっきまーすっ!!》 鬼焔さんの方が元気が良かった 『鬼焔、ツバが散るのであまり大きな声出さないで下さい』 ユ鬼乃さんはやたら鬼焔さんに厳しい ……… 「じゃあそろそろ学校に行ってきます」 ご飯を食べ終えて身支度をして、そろそろ加奈が迎えにくる時間になっていた 『あ、椿様。忠孝なのですが、多分どこかに隠れていると思うので、それらしき者を見掛けたら声を掛けてやってくれませんか?』 ユ鬼乃さんは申し訳なさそうに言った 「あぁ、上がり性なんでしたっけ?分かりました」 『すいません』
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