Mission!!!

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「ちょ…ちょっとッ!!? アンタら…もしかして…。 コレが『国歌』とか悪シュミなコト言うんじゃないでしょうねッ!!?」 「イェ~っ!ザッツライトっ!!! これぞ、まさに天使の歌声っ! そしてぇっ!収録準備もオッケィだっぜっ!!!」 驚愕の表情を浮かべるレオナなど、お構いなしにビデオカメラを高らかと掲げるリスレクト閣下。 その御姿はまさに聖剣を掲げる英雄の如く、あまりにも荘厳で神々しい。 「…こちらも全ての『弦』は把握しました…。 …お兄様、あなたにこの『歌』を捧げます…(ニタリ)」 「ま…待ってくれっ!私はキミ達に降伏す…」 そうして、エリス少尉にはお構いなしに、まるで水辺で優雅にハープを奏でる妖精の如く『演奏』を始めるリーゼ。 「…まずは…静かに、厳かに…」 「く…ふっ… だ…だからぁ…私はこ…降伏すると…ぁ…んっ…!」 「ふっ…この歌声と表情…。 まさに天使そのものではないくわっ!!!」 ジ~~ッ! 「…そして…時に激しく、かつ繊細に…」 「ちょっ!?…そこのは引っ張ったらっ!? だ…だめぇ…ふぁ…んんっ!!」 「な…なんという天使の福音っ!? 我が帝国の永遠は約束されたぁぁぁぁっ!!!」 ジ~~~ッ!! 「…さらには…変化をつけて、デュエットで…」 「えぇっ!?リーゼひゃ…んっ!? わ…わたしまでぇ!?…んっ…ふ…っ!?」 「だ…だめぇぇぇぇぇっ!? これぇ余計に…ふぁっ…恥ずかひい…からぁ…」 「どうしておれはカメラ二台持ってこなかったんだぁぁぁぁっ!!?」 ジ~~~~ッ!!! 「…となると…クライマックスは当然ながら…」 「ちょっ…ちょっとぉッ!!? リーゼッ!?アンタ、もしかしてあたしまで…」 「レオ、ちょっと静かにしててくれないか? いま大事なトコなんだ、雑音が入ると困る」 「アンタ、ホントにぶっ殺すわよッ!!?」
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