Result!!!

3/5
626人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
そして次に、レオナ達、キメラ小隊の隊員たちは。 あの後、リスレクト閣下が戦線離脱してからどうなったかというと…。 「あぁぁッ!ホントムカつくわねッ!!! 結局、あのバカ、どこに消え…ッ!? あいたた…」 「もぉ~っ?レオナちゃん? 大人しくしてないと入院が伸びちゃうよぉ?」 「そうだよ。 悔しいのはわかるが、今は安静にして、治療に専念するべきだ」 ひとり残らず病院送りにされた、レオナ達を見れば結果は一目瞭然だろう。 いくら人格面を除けば、この軍隊でも有数の精鋭部隊の彼女達といえど、今回は相手が悪すぎた。 弾丸を視認してから、回避する師匠とアイリさん相手には、手も足も出せずにコテンパンにやられたのだ。 「噂には聞いてましたけど、改めて思い知らされましたよね…。 まさかライフル弾ですら、見てから避けるなんて芸当が出来るひとが居るなんて」 「だよなぁッ!しかも噂で聞くより断然、美人だったしなッ!!!」 「そうよッ!!! お姉様は強くて、素敵で、とにかくすごいのよッ!!! いいッ!アンタらッ!?退院したら早速訓練よッ! いつか絶対にお姉様に追い着いてやるんだからッ!!!」 こうして、病室のベッドの上で、決意も新たにやる気に燃え上がるレオナであった。 そして、レオナのやる気を燃え上がらせる要因がもうひとつ…。 「ふ…ふふッ…そう強くなるのよ、レオナ…。 あのバカがいくら小細工しても、問答無用でぶっ潰せる程に強くッ! そしてアイツの国を今度こそ…この地上から滅亡させてやるのよッ!!! ふふッ…やだ、ゾクゾクしてきちゃった…。 うふふ…あははッ…あ~はっはっはッ!!!」 「え…エリィちゃぁんっ!? レオナちゃんが…ダークサイドに堕ちちゃったよぉっ!?」 「下手に刺激するのはマズイ…。 い…いまはそっとしておこう…。 落ち着けば、元の彼女に戻ってくれる…かもしれない」 そうして、新たに物騒な目標を掲げたレオナは、怯えるアリアとエリス少尉の視線にも気付かずに笑い続けた…。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!