1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぜひ、麻里奈先輩と仲良くなりたいです!!」
あたしは迷わずそう言った。
王子様に興味なし!!!
「こちらこそ。沙優ちゃんよろしくね?」
麻里奈先輩の笑顔は、本当に綺麗。
憧れちゃいます。
「はいっ!!」
そんなやりとりをしていると、一気に受付が混みはじめた。
「たぶん、春真くんが登校し終わったんだね」
麻里奈先輩は、受付案内に押し寄せる新入生を見てそうつぶやいた。
「沙優ちゃん。お友達後ろで待ってるし、ここも今から混みそうだから、また会ったら話そうね」
そう言われて後ろを見ると、いつから待っていたのか優子が退屈そうに待っていた。
「じゃあ、また」
と、あたしは麻里奈先輩に頭を下げると優子のところへ行った。
-
最初のコメントを投稿しよう!