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「優子、待たせてごめんね?」
顔色をうかがうようにそう聞くと、優子は首を振った。
「大丈夫だよ!!ねぇ、それよりあの綺麗な人誰?知り合い?」
そう言われて優子の見ているほうを見ると麻里奈先輩がいた。
「あ、さっき仲良くなった先輩だよ。王子様が好きなんだって」
あたしがそう言うと、優子は納得したように頷いた。
「やっぱりこの学校、王子様狙いの人多いな。うちの受付をしてくれた先輩もそうだったし」
優子のその言葉を聞いて、本当に王子様ってすごいんだなと思った。
うん、1回会ってみたい。
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