103人が本棚に入れています
本棚に追加
「んー…はい。これあげるよ。」
愛飲缶コーヒー。
朝、会社での一杯。大事な一杯。
でもここは、先輩らしく一応お詫び。
「マジっすか…!?」
目を輝かせる響くん。
一気にイケメンに戻る。
彼もかなりの甘党だから私の缶コーヒーは大好物。
「…実は今日に限って2缶。だから遠慮せずどうぞー。」
財布の小銭が二缶分しか入っていなかった。
だから今日はたまたま。
本当に、たまたま。
気付いた時には二缶購入してた。
私はどうやらピッタリが好きらしい。
「雅さんのコーヒー、ヤバいです!今日1日頑張れる!」
あぁ、単純だ。
そう呆れて紗英と顔を合わせて笑っていたら、上司の合図。
急いで席につく。
最初のコメントを投稿しよう!