1・化けるなら心まで化けろ

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皆様初めまして、虎牙春姫(コガハルキ)です。 神影のあんちきしょーなおはようコールにぶつくさ文句を言いながら、ただ今朝食を作っております。 「春姫~お皿持ってきたよ~」 190くらいの男がにへらと笑いながら走って来た。 「ありがと、座ってていいよ。」 はいよ~と台所から消える神影。出ていく時のゴンッは頭をぶつけた音だろう… 「てか、神影って“ご飯いらない”はずだよね?」 朝食をお盆に乗せてリビングへ行くと神影がドアを開けてくれた。 「お腹ペコペコだよ~」 (神影が大型犬に見える…) そして、2人だけの朝食を食べた。 私が住むのはこじんまりとしたアパートの一室。 日当たりが良く、大家さんが優しくて気に入っている場所。 味噌汁すすっていた神影の手が止まり、アホ毛がピコンと揺れた。 「暴れてるね…ジバき足りなかったか…」 ククッと楽しそうに笑う神影。 「どこの奴?」 「楠(クスノキ)沢森林公園。」 それだけ分かれば見当はつく。 黒が支配する夜に私は神影と“仕事”に出掛けた。 ・
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