1・化けるなら心まで化けろ

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辺りはすっかり暗くなり、月明かりが楠沢森林公園を照らす。 一見普通の公園だが、酒の匂いが漂っていた。 「酒臭い…」 匂いが強すぎて酔いそう… 神影と噴水の辺りまで歩くと、普通の公園じゃあり得ない建物があった。 「クラブどろん♪…」 ピンクのネオンがチカチカであっはんうっふんな雰囲気バリバリな大人のお店があった。 「あはは~相変わらずネーミングセンス悪いなぁ。」 「はぁ…」 ため息をして扉を開けた。 ブワッ… 開けるなり香水や酒の強烈な匂いが一気にきて鼻がもげそうになった。 「いらっしゃーい♪」 ボンバー頭…いわいるメガ盛頭の女の武器をフル総動員させた女が出迎えてきた。 「ごめんなさぁい、お子様はまだ早いのよぉ?」 プツッ… 女のワザとらしい甘ったるい声や悪臭や、こんなんのために使った体力のムダさに腹が立ってきた。 ・
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