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今日は試験期間の最終日。
奈緒のクラスへ行く為席を立つ俺を、隣席の瞳子が呼び止める。
「何？」
「明日の事なんだけど……」
明日？ 何かあったかな？ んー、あ、あぁ～。アレか。
「で？」
「此処では皆に聞こえてしまうわ……」
空き教室に行こうと、教室から連れ出される。
急いで奈緒の所へ行きたいんだけどなぁ。
しかし、確かに明日の件はあまり公にしたくない。俺はシブシブ瞳子に着いていく。
「で？ 明日の件で何か確認事項？ だったら本宅へ直接連絡してく……」
「奈緒さん……」
「！」
「に、会いたいんでしょう？ この間から、奈緒さんに避けられているみたいだものね」
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