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っ!!! 何で知ってるんだ?
「何で……」と俺が呟くと、「それぐらい見ていたらわかるわよ」と得意気に返される。
「奈緒さんが蒼を避けているのなら、私が呼び出してみようか?」
「え? 何で――」
「だって協力するって言ったでしょう?」と、瞳子は微笑む。
あ、あぁ。前にそんな事を言っていたな……
「私、まだ奈緒さんとお茶の約束を果たせていないの。今日これから誘ってみるから、待っててくれる?」
瞳子はお茶の名目で奈緒を呼び出し、駅前のカフェへ連れて行くから待っていてほしいと言って空き教室を出ていく。
「勿論私と奈緒さんがお茶をしてからだから、待ち合わせは夕方よ」と言い残して……
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