蒼の憂鬱 ②

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何で俺が山田2号の手伝いなんか、しなくちゃいけないんだ。 「いいえ。俺は用事があるので……」 「まぁまぁ、そう言わず。藍沢さんの代わりに頼むよ~」 「奈緒の代わり?」 「いつもは藍沢さんに頼むんだけど、彼女病み上がりだからさぁ」 奈緒の代わりにするのが嫌な訳ではないが、この男の手伝いは嫌なんだけどな…… でも病み上がりの奈緒にさせる訳には…… 「やっぱり、藍沢さんに頼むかなぁ……」 「やります!」 ボソッと呟いた山田2号の言葉に、俺は即答していた。 まったく…… 夕方までだいぶ時間があるし、仕方がない…… 手伝うか。
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