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「はい、お礼」
「ありがとうござ……」
「それと、コレもよろしく」
山田2号は、缶コーヒーの横に紙の束を置く。どうやら追加の答案用紙らしい。
「………… 先生、コレは3年生の分ですよ。俺が見ても大丈夫なんですか?」
てか、何で3年生の分まで……
ん? コレは……
「コレ。山田先生の担当クラスのではないですよね?」
「ハハハ、バレた? そうだよ。タップリ時間をかけて、ゆっく~りやってくれて良いからね。終わるまで帰さないよ~」
は?
終わるまで帰さないのはわかるけど、時間をかけてって……
可笑しい……
それって……
俺を足止めしている?
こいつが、何故俺を?
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