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「貴女、先ほどから僕の話を聞いても全然動じませんね。幽霊とか言われて普通信じますか?」
「嘘なんですか!」
「いいえ。事実です」
「じゃあ、良いじゃないですか。それよりあの強面のお兄さんはどうして消えたんですか?」
少年はため息を吐いてから、私に答えてくれました。
「僕が除霊しました」
やっぱり! ゴーストバスター?
「そうなんだ! 納得~! じゃあ、私はこれで」
私はさっきまでの疑問が解けたので、上機嫌で少年にお辞儀をした。
「待って下さい!」
私は少年に呼び止められた。
何か用なのだろうか?
でも、私はそろそろ行かないと……
これでは完璧に学校に遅刻です。
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