もうすぐ夏休み

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「貴女、先ほどから僕の話を聞いても全然動じませんね。幽霊とか言われて普通信じますか?」 「嘘なんですか!」 「いいえ。事実です」 「じゃあ、良いじゃないですか。それよりあの強面のお兄さんはどうして消えたんですか?」 少年はため息を吐いてから、私に答えてくれました。 「僕が除霊しました」 やっぱり! ゴーストバスター? 「そうなんだ! 納得~! じゃあ、私はこれで」 私はさっきまでの疑問が解けたので、上機嫌で少年にお辞儀をした。 「待って下さい!」 私は少年に呼び止められた。 何か用なのだろうか? でも、私はそろそろ行かないと…… これでは完璧に学校に遅刻です。
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