イデアの終焉

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(尼丘) 分からないのですか? (朝霧) マトモジンだからね。 (尼丘) 朝霧君が私の世話をするようになったのはいいが、ご両親が許して下さらなかった。そこで、受取人が朝霧君のお父様になるような契約をしたのです。幸い、朝霧君のお母様が生命保険のセールスをされていましたので、早く片付きました。そうしたら、許して下さいました。 (朝霧) 尼丘君が自殺を考えてから生き生きしだしてさあ。私うれしくなっちゃって、お手伝いできることあればなあって。 (東郷) 朝霧さん、あなたのご両親って一体どういう神経しているの? それにあなたも……尼丘君が死んでも平気なの?
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