日常が壊れる音

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中学生の女の子と言うとトイレに行くのも友達と一緒。 移動教室は仲良しグループで。 お揃いの筆箱だ、お揃いの鉛筆だ何やら・・・。と大忙し。 そんな周りに溶け込めない私と、 溶け込もうともしない転校生の聡子。 どちらからと言うわけでもなく、自然と仲良くなった。 自然と会話をするようになり、自然と話す時間が長くなった。 「聡子~先に帰ってて」 人を待たせるのが嫌いな私は、用事がある時は別行動を願ってる。 聡子はアッサリ「また明日~」 なんて言って帰ってくれる。 私には聡子くらいがちょうどいい。 私のことを深く聞いては来ないし、私も聡子のことを深く知ろうともしない。 少し冷めた友情。 たぶん、きっと変な関係。 それでも、私にとっては毎日、当たり前のように会話をする友達と言うのが新鮮だった。
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