一章 始まり始まり

7/13

23298人が本棚に入れています
本棚に追加
/666ページ
「質問と言うか、確認なんだが………その世界には魔術なんてものが実在するのか?」 「ア?まだ信じてねぇの?」 「そういう事じゃなく心構えの問題だ」 「ある、これでいいか? で質問はねぇのか?」 一つ深呼吸して心を落ち着ける。 「質問は一つだけだ。 殺す以外に手段は無いのか?」 言った瞬間、ぽかーんとした感じに悪神がなった。仮面で顔はわからないが。 悪神が震えだした。 「クッ、クフッ、ククッ、カカカカカカカ」 いきなり笑いだした。 「カカカ、オレは悪神だぞ?全ての死がオレの管轄だ、殺し方は知ってても助け方は知らねぇな。 質問は終わりだな?」 「………あぁ」 わかっていて聞いた事だった。 相手は悪神、他の手段は無いのだと。 覚悟を決めようか。 「俺はその世界で何をすればいい?」
/666ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23298人が本棚に入れています
本棚に追加