一章 始まり始まり

8/13

23298人が本棚に入れています
本棚に追加
/666ページ
「そうだなぁ………… 最初は竜人とエルフが住む大陸を落としてもらおうか。一気にでは無く個体数を減らしながら徐々に生活圏を奪っていってくれ」 「全滅させてはいけないってことか?」 「そうだ、全滅しては未来の可能性が狭まる。 あとは世界規模で生態系を変化させてくれ」 「どうやって?」 「その世界は魔力の影響で動植物が特殊な進化を遂げててなぁ、その中でも魔物と言われる害獣がいる。 だが亜人達は対処出来るようになってきた。 だから魔物をより狂暴に、強力に、巨大にしてもらいたい」 「生物を進化させるってことか?時間が掛かり過ぎる気がするんだが」 「そこは神の力だ。悪神の固有能力で魔力に悪意を込めることが出来る。 莫大な悪意の魔力を魔物に送り込めばすぐに変化するだろう。 または魔物の棲息地に魔力溜りでも設置すればゆっくりでも増え続けるだろうよ」 「その凶悪な魔物、魔獣でいいか、それは操ることは出来るのか?」 「オマエなら出来るだろうよ。 まずはそれ位か。 一大陸を百年くらいかけてやってくれ」 「長くない?」 「計画完了までに五百年は掛けるつもりなんだが?」 「長過ぎるわ!」 「竜人とエルフは長期間掛けて人口を減らし、種族の内面に恐怖を刻み込む目的があるんだよ」 「………理由があるならしょうがないが」 「さて、オマエの能力について説明しようか だが、転生の準備をするから説明はジャヒーに任せよう」
/666ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23298人が本棚に入れています
本棚に追加