序章.はじまり

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「なぁ、こんな話を知らないか?」 っと、シンヤが話を二人にもちかける。 「なにがだよ?」 ヒロキは聞き返す。 「ここら辺に昔、廃校になった学校があるじゃんか。この頃、その学校で血塗れの女がでるという噂があるんだよ」 「こ、怖い…」 ジュリははんべそをかいている。 「ってか、それ嘘だと思うぞ?」 ヒロキは半信半疑だ。 そこで、シンヤが言い返す! 「嘘だと思うなら、俺たちで行こうぜ!」 「な、なに!?」 「う、嘘でしょ!?」 っと、ジュリとヒロキが聞き返す。 「入っちゃ行けないんじゃないか?」 「親には内緒で」 ヒロキにシンヤは反論する。 「私は…、行ってもいいよ…?」 いきなり、ジュリはそんなことを言う。 「ま、まじで!?」 っとヒロキ。 「ヒロキー、女子に負けるのか~?」 シンヤはそんな冗談を言った。 「そ、そんなわけない。行ってやろうじゃんか!」 ヒロキは負けず嫌いなようだ。 「じゃあ、決まり。次の日曜日に廃校の学校前に集合な!」 「わかった!」 「わかったわ!」 同時にジュリとヒロキが返事する。 「じゃあ、そういうことで!またね~」 シンヤは二人を後にし、自宅へ帰っていった。 これから、起こることを何も知らずに…
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