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  病室の窓から見える空も、 木も太陽も鳥も何もかも全部。 俺にとっては敵みたいなもんで。 外の世界の全てが、俺を拒絶してるようで。 ──いや、 拒絶しとんのは、俺の方か。 でも、不思議やな。 ついこの前までは、あの空の下を走り回ってたんやから。 俺を照らす太陽を、清々しいとも思ってたんやから。 .
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