†軌跡†

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
『生きる』事は『歩む』と言う事だと俺は思う 今の自分より少しでも成長した自分に近づくために、それぞれが自分のペースで歩いて行く 心を許せる仲間が出来れば 肩を並べ、談笑をしながら進み、仲間が間違った歩み方をしていれば正しい道に連れ戻しながら前に進んで行く かけがえのない大切な人が出来れば 手を取り合い、お互いに歩幅を合わせながら、大切な思い出を作り上げていく 歩んで行けば、いつかは分岐点に差し掛かり、別々の道を進むかもしれない 大切な人を失い、辛い思いをして進むのが嫌になる事もあると思う そんな時は落ち着いて立ち止まれば良い 今まで自分が残してきた『軌跡』を振り返り、思い出に浸るのも良い 『後ろを振り返っても意味がない』 と言う人も居るけど俺はそうは思わない 後ろにある物は間違いなく自分で築き上げたその人の『道』なんだから 後悔する事が悪いとは思わない 大切なのは後悔した後にどう動くかだ 振り返るのは構わない でも決して後戻りしてはいけない どうしても前に進めないなら 背中を押してくれる、手を取って引っ張ってくれる そんな人に出会えるまで落ち着いて周りを見渡せば良い 進むのは本当にゆっくりで良いんだ 自分のペースで 走りたい時は走れば良い、疲れたなら休めば良い 1番大切なのは…… 『どれだけ進んだか』ではなく 『どれだけ軌跡を残せたか』なのだから
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!