16人が本棚に入れています
本棚に追加
サッサッ…と神社の境内を掃く少女が居た
彼女の名は博霊霊夢、博霊神社の巫女
ちなみに彼女の神社は、お賽銭が入らない貧乏神社
だから身体が育たない…可哀想な奴なので有る
「む、なんか失礼な事を言われたような…」
「おーい、霊夢ぅ!」
霊夢は箒を掃く行動を止めると上を見た
いかにも魔法使いと言える格好をした少女が箒に股がり、上空で浮いていて、徐々に下降し、霊夢の前に降りる
「なんだ、魔理沙か」
「なんだとは失礼だな」
「賽銭入れない泥棒魔法使いに言われたくないわ」
「泥棒じゃない、借りて返さないだけだぜ」
「世間では、その行動を泥棒と言うのよ」
「…しかし暑いよなぁ、六月なのに」
「話を誤魔化すな、しかし本当に暑いわ…地球温暖化かしら」
「地球温暖化?」
「こっちの話よ、熱いお茶と煎餅を出すから、さっさと居間に行きなさい」
「分かった」
魔理沙はそう言い、「…地球温暖化ってなんだ?」と言いながら霊夢の家に向かった
「さて、居るんでしょ…」
霊夢は針に似た一発の弾を草むらに放った
「ろっと!危ないな…」
草むらに弾を放ち、地面に当たった瞬間、黒い服を着た男が現れた
最初のコメントを投稿しよう!