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「久しぶりだな、博霊霊夢…」
黒い服を着た男は笑顔でこう言う
「……久しぶり?会った事もない奴に久しぶりって言う?」
「ん?そうか…ここは…まだ君に挨拶していない時だったか…
失礼した、では初めましてだな…私の名は「…あんた」…自己紹介の途中なのだが…まぁいい、どうぞ」
「じゃあ言うわ、アンタ…人間じゃないし、妖怪でもない、そして神の分類でもない何者?
そして何故、私の名を知っているの?」
「敵対心が丸見えの質問ばかりだな、まぁ私は神の使いだ」
「なら使い魔?」
「そんな小さな存在な者ではないよ、私は」
Prrrr!
「おっと、電話だ」
「失礼するよ」と男は言い、電話に出る
「あぁ、私だ…
………やっぱり時間を戻り過ぎたか、ハハハ
すまない、分かってるよ…すぐに戻るとしよう…
君が何故謝る?君の頼みは断れないからね
じゃ、また……」
Pi!
そして男は電話を切ると霊夢に顔を向ける
そして霊夢は身構える
「フフフ、身構えるな…私は何もしない
君達が言う異変もだ…」
コツコツと靴音を鳴らしながら、数歩だけ横に移動し、携帯をしまう
「なんだい、人のポケットを見て…あぁアレ(携帯)?
君達が呼ぶ、外来人の知恵の結晶さ…
では用事があるのでね、また会おう…
あ、うっかりしていたな…!
私の名は言っていなかった、ルシフェルだ、では」
パチンと指を鳴らすとルシフェルと名乗った男は消えた
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