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プロフィール
題名「まぁちょっと聞いてくれよ」
あるところに一人の少女がいた。
ルックスも良く、性格は少々キツいがいつも笑顔を絶やさない彼女はクラスでも人気者だった。
ただ一部からを除いては。
彼女はオタクを毛嫌いしていた。周りがオタクを嫌っているからだ。
そのため彼女はオタクからは人気がなかった。だけど彼女は心を痛めていた。自分もオタクだったからだ。もちろんそれを知っているのは自分以外誰ひとりいない。
そんなとき男がオタクをイジめていた。
殴り、蹴り、「気持ち悪いんだよ!」と嘲笑う。
男は彼女に気づくと「混ざろうぜ」と誘ってくる。
そして彼女は…殴った。
その男を。
「オタクをバカにするな!」
と叫んで。
それから彼女は一人になった。友達だと思っていた人たちも皆離れていった。
彼女は思った。
「これでもう作り笑顔なんて仮面被らなくてすむし…よかったんだよね……」
そんな中近付いてくる二人の男がいた。
彼らは隣の席に座ると大声で話始めた。
男A「どこかにルックス良くて性格キツめでオタクなやついないかなー」
男B「俺ら二人だけで話てもつまらないしな」
男A「そうそ、貧乳なのは仕方ないが許そう」
男B「ばっか、貧乳もステータスだろ」
男A「しまった、俺としたことがうっかり…」
彼女は笑った。
今までに見せたことないような本物の笑顔で…
そしてその男の一人が俺…
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