月と蛇
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「覚悟は出来たか?クソガキよぉ」 彼は音も無く横へ来ていた。 下半身が蛇。 3つに分かれた尾の先では、乾涸びたドクロが気怠そうに長い舌を出している。 艶やかで長い黒髪、黄色い瞳。 蛇体の鱗が、月光の中でキラキラと青黒く光る。 何より彼は美青年だ。 絶望と憂いを知り尽くした境地の美。 それは人間が何度転生して生を全うし、死生転生しようと手に入れる事は出来無いだろう。
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