月と蛇

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男は両手に長さの違うナイフを握り、更に寄って来た。 切先は血がこびりつき所々錆びて、おまけに刃こぼれまでしている。 切れ味は最悪だろう。 錆びたニオイが風に乗って辺に広がっている。 切り掛かられたら、きっと一発じゃ死なないハズだ。 確実に拷問のようになるだろう。
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