白日の夢

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「これがシェムウです。 案外おとなしいんだよね」 レインが箱を傾けて俺にも見せてきた。 そこには黄金色の大蛇が舌をチロチロさせていた。 「曲芸用なんだけどさ、今日何も与えてなくてさ。 それに、ずっと船に置いておくのも心配だしね」 「お前~、ソイツ絶対逃がすなよ?!」 ハハハと陽気に笑うレインにレオが突き刺す様に言った。 俺には、じゃれ合う2人が友達というより兄弟のように見えた。
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