Step 9

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呆然とした。 まるで時間旅行をして過去に迷い込んだ様な感覚。 これは……定められていた運命なのか? 「京介? ここ!」 ペシペシと自分の座るベンチの横を叩き、座れと促す。 困惑し、ぎこちない体を動かしながら、やっと座った。 「どうしたの? 何か変だよ? 京介」 「いや……余りにもあの日に似てて……」 「うん、私もそう思う。幸せだね」 「……幸せ?」 「うん、幸せ。エヘヘヘ……あの日はもう来ないって思ってたのに、また来た!」 幸せだね! もう一度言うと、圭は本当に嬉しそうに星空を見上げた。
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