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呆然とした。
まるで時間旅行をして過去に迷い込んだ様な感覚。
これは……定められていた運命なのか?
「京介? ここ!」
ペシペシと自分の座るベンチの横を叩き、座れと促す。
困惑し、ぎこちない体を動かしながら、やっと座った。
「どうしたの? 何か変だよ? 京介」
「いや……余りにもあの日に似てて……」
「うん、私もそう思う。幸せだね」
「……幸せ?」
「うん、幸せ。エヘヘヘ……あの日はもう来ないって思ってたのに、また来た!」
幸せだね!
もう一度言うと、圭は本当に嬉しそうに星空を見上げた。
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