Step 10

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<メダカの学校>、<焚き火>を相変わらず下手クソに歌い上げた圭は、それから、未来を待ち侘びる様に色んな話をした。 「だから京介、ずっと傍に居てね」と微笑みながら。 「圭」 「ん?」 「結婚しよう」 「うん! ・・・・え? えぇー!?」 驚いた顔をみるみる真っ赤にしながら、口をパクパクさせている。 まるで金魚。 吹き出したいのを堪えながら繋いだ手にそっとリングを嵌めたけど、パニック中の金魚は気付かなかった様だ。 「返事、聞かせて」 とは言っても、もうリング嵌めちゃったし、YES以外は聞く気無いけど。 やっと指に違和感を感じたらしく、右手を目の前に翳す圭。 あ、固まった。 つか目が落っこちそうだし、顎が胸に着きそうだよ。 酷い顔だ。
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