4人が本棚に入れています
本棚に追加
キール「痛て!」
リッド「またかよ。よく転ぶのなおまえ」
キール「う、うるさいっ。なにか踏んだんだっ。ほら、ここにこうして……げっ」
リッド「なんだよ……!さっきの男の相棒かな」
キール「そんなわけないだろう。すでに白骨化しているじゃないか」
リッド「ふ、ふんっ。わかってるさ、そんなこたぁ」
ファラ「危ないっ!」
リッド「……え!?」
ファラ「掌底破っ!」
キール「ロックゴーレムか!?」
リッド「なんだそりゃ」
キール「本に出ていた。モンスターだ。属性は確か……」
リッド「そんなこたどーでもいいっ!」
ファラ「三散華っ!」
リッド「ひえー、三回も蹴りやがった。虎牙破斬!」
ファラ「いただきっ。飛燕連脚っ!」
リッド「え!?うわっと!あぶねぇ。ありがとよ、メルディっ。オレもまとめてやってやるぜ。雷神剣!」
ファラ「やったね!やっぱりリッド、剣だけはすごいよねえ」
リッド「だけ、はよけいなんだよ。おまえこそ、だてにレグルス道場に通ってたわけじゃなさそうだな。ん?」
キール「ぼ、ぼくだって、ぼくだって、なにもできないわけじゃないっ」
リッド「べつに、キールはなんにもできねぇなんていってねーよ」
キール「今度、モンスターが出てきたら、てっ、手出しは無用だ」
リッド「……ほいほい。先行くぞー」
メルディ、キールに手を差し出す。
キール「よけいなお世話だよっ」
最初のコメントを投稿しよう!