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「南海、転校生でしょ?」
さっき、咲夜にも聞かれた同じ質問。
「うん、そーだけど?」
同じように頷きながら肯定する。
あたしの返事に、凌は少し目を宙に向けた。
何かを考え込んでるご様子。
あたし、何かヘンなコト言ったっけな…?;
「今日…転校生来るとか聞いてないけど」
「ええっ!?」
突然のカミングアウト。
え、だって今日があたしの転校初日なんじゃないの?
ウキウキが焦りへと変わる。
冷や汗が背中をツツッと通った。
「あ、ソレ俺も思ったあ!!なあ~んも聞かされてないよ?」
そして、輝流が乱入。
でもその言葉が決定打となった。
…まて。
それじゃあ、あたし…
「…日にち間違えた?」
うっそ―――――――んっ!!;
「あはは☆南海ちゃんっぽいねえ」
いやいや、笑い事じゃないですから。
…日にち間違えるとか…バカにも程があるでしょ!?ねえっ!;
いや、そもそもの原因はお母さんだ。
お母さんが、日にち間違えたんだ…あたしはバカじゃないっ!!
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