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―――――――
「…っ」
頭がズキズキと痛む
目を開けて周りを見ていると、近くに神田が倒れていて
周りは知らない森の中
「っ…んだよ、ここ」
痛い頭を抑えながら立ち上がる
とにかく、神田と起さねぇと
俺はフラフラと歩きながら神田の方に近寄り、
神田の肩を揺らして起す
「おぃ、起きやがれ神田」
「んっ…?
何だ?
…バ、バ会長!!!!??」
目を見開きながら後ずさる神田
そんなに驚く事かよ
「…って、ここは?
何処だ???」
「さぁな…目が覚めたらココに居た」
「じゃ、どーすんだよ!!
学校に帰れねぇじぇねえーか」
「とにかく、ココを出よう
こんな森ん中じゃココが何処かさえわからねぇー
それに、もしかしたら森を抜けたら学校かもしれねぇーしな」
「こんな時にだけは頭が働くんだなバ会長」
バ会長って言うんじゃねぇーよ
俺達は森を出るために足を進めた
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