プロローグ

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ボクの住むアパートとは高校のすぐ近く、走れば5分の内に教室内だろう。 信号を渡り校門を抜ける、教室棟が見えて… 「おい、走って何処へ行く」 なんで生徒指導が!?いつも居ないのに! 「いや…あのー…アハハ…」 「ん?なんだ?寝坊以外の理由なら聞いてやるぞ?」 このやろう… その後、こってり絞られ結局一限も遅刻、担当教師にも怒られるはめに。 それからは特に問題はなかったが、朝の疲労は午後の講座まで尾を引いた。 「はぁ…今日は疲れたなー…」 空は真っ暗になり、少し肌寒い風が通り過ぎていく。 スーパーで買った荷物を肩に提げ、空腹しのぎのパンを食べながら明日の予定について考えてる時だった。 遠くにふらつく車を見たのは…
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