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「うーん……」
「大丈夫ですか!?」
あたしは学校に遅刻するにも関わらず、怪しい人物を家に頑張って引きずって行った。
「……ここはどこだ?」
「日本の東京のあたしの自宅です」
「新撰組の皆は?」
この人は何を言っているのだろう。
…………新撰組?
ってもしかして……………
あたしは急いでスクールバッグから日本史の教科書をとりだして、江戸末期のページを開いた。
やっぱり、新撰組という名前が載っている。
「ここを見てください。新撰組のことが載っています」
「本当か!」
教科書を見てその人物は静かに涙を流していた。
「ど、どうしたんですか!?」
「俺達がこんな風に終わってしまったのは知っていたが……」
あたしは彼が泣き止むのを静かに見つめていた。
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