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「とりあえず、事情は分かりました。あなたの名前を教えて下さい」
あたしは相手が分かりやすいようにゆっくり、丁寧な言葉で喋る。
「俺は新撰組三番隊隊長、斎藤一だ」
「斎藤さんですか………。あたしは沖田想です」
「一と呼んでくれて構わない」
「んー…じゃあ一くん!これからあなたはこの家であたしと暮らしてもらいます!」
「ム、何故だ?」
「だって一くんはいつ帰れるか分からないでしょ?だからあたしと暮らしたほうが安心でしょ?」
「それはそうだが…………」
「一くんは何をきにしているのかな?」
「お前の家族に迷惑じゃないのか?」
「あー、気にしなくていいよ。ここはあたしの独り暮らしだから」
「そ、そうなのか。じゃあこれからよろしく頼む」
「こちらこそ!」
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