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おや、あんな所にさえない男が。
なにを叫んでいるんだ、近所迷惑な。
それにしてもなんだコイツ、ホントに冴えないなぁ。
我輩のほうが、100倍カッコいいもんね!!
「いや、僕だってあんたには勝ってると思いますけど。」
ぬぉあっ!?
「びっくりしたなぁもう。なんだい君、我輩の心を読んだのかい??
エスパーか??巷で噂のエスパーなのかっ!?」
「いや、おもいっきり喋ってましたけど。キモいくらいにぶつぶつと。」
「えっ!うそ、まじで!?またやっちゃったよー我輩。」
って、そんなのはどうでもいいのだよ少年!!
「で、何を悩み叫んでいたんだい少年??
キモいくらいに大声で。」
「え?いや、別に悩んでた訳じゃないですけど…??」
え、じゃあ、なんで??
「彼女ができたんです。
告白したら、OKされちゃって。
それで、嬉しさのあまり叫んでいたというわけです。」
……………。
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