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『も、っ!』
突然掛けられた事に驚いたのか体を大きく震わせ僕から離れようとするただよしをローションで塗れた右手で抑え付け、容器は蓋をしてベッド下に落とした。
薄く少し茶色い陰毛は濡れ酷く官能的で、男根は皮も被らずとても牡を感じさせる。男根の根元に備わった睾丸は丸く膨らみ張りを持たせて、後少しでも手を加えればすぐに達しそうだ。
「ただよし…一回イこう?」
僕の予定通り事を進める為、男根に指を絡ませれば恐る恐る僕の肩に手を添えた。
その反応に満足しながら、力に加減しつつ手中にある熱を扱いていく。
『ん、ッふン…っ』
シュッシュッと擦り上げながら左手では睾丸を揉み扱く。すると、次第にただよしの呼吸は薄くなっていき僕にしがみ着く力も増した。
「イキそうなん?」
声を掛ければ上下に揺れる頭。牛耳?も固く閉じられ尻尾も硬直している。常温だったローションも熱く過熱していて火傷しそうな錯覚に陥る。
『も、ぁっぁあ…!もぉ…!』
そして、ぐちゅぐちゅと激しく音を立てながら男根を扱き上げ睾丸も強く握り締めれば…声にならない声を上げただよしは射精した。ドクドク精液を吐き出した後、ぱたぱたと尿道に詰まった残りの液を吐き出し切り、体全ての力を無くした。
………と思っていたら。
「え?」
また白い白濁とした液が音も無く流れ出してくる。例えるならばじょろじょろという効果音が似合いそうな程大量に。
「え?ま、え?え、何?」
年甲斐も無く驚く僕に構う事も無く浅い呼吸を繰り返すただよしは至って普通だ。
イってる様子でも無ければ痛そうな感じでもない。
じゃあ?
今尚止まる事も無く流れ出す液体を見れば、精液とは違って緩くさらさらとしていて黄色掛かってもいない。
そりゃもう牛乳のようだ。
「…………え?」
いや、そんなまさか。
乳腺が無いからと言ってそんな筈は無い。
………いや、でも一応確かめるだけ確かめてみよう。
僕は未だに出続ける液体を人差し指で掬い、口に含んでみた。
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