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「………………ウソ……………」
結果、陽性。
咥内に広がる風味やかなり慣れ親しんだ味わいは間違いなく、牛乳。
間違える筈も無い、牛乳。
もう一回自分に言い聞かせよう。
完璧に牛乳だ。
「………はぁァァあぁああーーッッ?!!!」
取り敢えず大きい声の出し過ぎで器官が詰まり噎せてしまった為、咳を何回かして心を落ち着かせてから恐る恐るただよしを見てみた。
当の本人は、僕の声が余りにも五月蠅かった為か牛耳?をぱたりと伏せ嫌そうな顔をしている。そして終いには細長い尻尾でぺしぺしと僕の頭を叩く始末。そんな態度に違和感は勿論感じず、むしろ至極当然かのような態度だ。
…つまりはこの液体、基牛乳が性器から流れ出る事は異常なんかでは無く当たり前で有り、自慰は搾乳と何ら変わらないという事なのだろうか。
という事は僕の今の行為も性行為とは見なされていないと?
只の搾乳としてしか考えていないと?
「……ただよし?此処弄った事ある?」
だが諦めるつもりは無い。
何ならば牛乳がまた飲めて嬉しい限りだ。こういう問題こそ能天気な僕にピッタリじゃないか。そんなポジティブシンキングを盾に僕は尚も収まり切れない欲を解放したくて堪らなかった。
まだまだ出続ける牛乳(そう認めた)をチラ見しつつ、睾丸の下に息づく秘所を軽く撫で上げた。有難い事にローションと牛乳によってある程度は湿っている。
というか今更だが精液と牛乳は違うのだろうか。流石に別物だろうか。
そんな疑問に耽りつつただよしの顔を伺えば、不思議そうな顔で首を横に振った。
つまりこれならば性行為と呼べるかも知れない。少しだけ気が楽になり思わず笑いが零れる。此処まで驚きの機能を備えていなくて良かった。
『もーっ?』
「ただよし、今からエッチしよな?」
『もぉっ…』
「お前意味分かんの?」
『もっ、もー』
「…分からへんか。あ、言い方がちゃうんか?ただよし、交尾!」
『っ!』
「お、通じた!あ、やからな?今から僕と交尾すんねんで?ただよしはいつもオナニーしちゃうエッチな子やからご褒美あげんの!」
ん?若干日本語が変だった気はするが取り敢えず意味は通じただろう。可愛い可愛いただよしの処女、頂きます。
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