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口をだらんと開いたまま僕の体に縋り付き弱々しく鳴く姿はどこか人間とは違う色気を感じさせ、やってはいけない事をやってしまうような禁忌感に煽られ堪らなく興奮する。
そんな頭の痛い僕の為に体を開くただよしを思うと少しだけ後ろめたい気持ちにもなるが…元を正せばそれも運命なのだと決め付けてみる。
「ただよし…服脱いで?」
そうして思考の矛先が性行為に向いてしまえば、もう止まらない。
テカテカに濡れた唇を離し惚けた瞳を覗きながら命令すれば、ただよしは自分の上着の裾に手をやり少し肌を晒した。
しかし臍辺りまで軽く持ち上がった所で手は止まりそれ以上肌を露出する事は無い。
僕はただよしを見つめ、真っ赤に熟れた表情を確認してから牛耳?に小さく呟いてやった。
「今から気持ちいー事したるから従順になって?」
僕の得意技キャラメルボイスは案外効き目が高いらしく、今までこれで何とか男を落としてきた実力派。
そして今回も効き目が有ったらしく、ただよしは瞳をうるうるさせながら上着を胸部の辺りまでゆっくり持ち上げた。
しかし誤算としては、持ち上げた上着の裾で顔を隠そうとするただよしの可愛さに自慢である僕の息子が完全に勃起した事だ。
「…ただよし、そんなんしたらアカンよ?グチャグチャに犯したくなるやん」
あー、止めてくれ。
僕の感情が爆発して暴走しそう。
そんな僕の悩みも露知らず『もぉ、もっ』と鳴くただよしはかなりのやり手に育ちそうだ。
『ぁ、っふ…ァッ』
相も変わらずとろけた顔で鳴くただよしは僕の愛撫に素直に喜ぶ。
赤く膨れた乳首を舐め回せば、続きを待てないかのように僕の頭を掻き抱く。
いつも隣に居たポーカーフェイスは何処へやら。
淫乱な性欲の持ち主に違いない。
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